こんばんは。
大阪でヨガ&アロママッサージをしているちかです。
今日は大阪のあべのハルカスで12/26~開催されている
『カラヴァッジョ展』へ行ってきました。
その見どころとオススメをご紹介したいと思います。
カラヴァッジョ
この画家さんは、見に行くまで知らなかったのですが
イタリアの天才画家と呼ばれていて、
正式名は『ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ』
『光と闇の強烈な対比、圧倒的なリアリズム』の描写がとても有名な
画家さんです。
かなりの偏屈さんで、荒くれものだったらしく、
インスピレーションがあるときは集中して絵筆を握り書きまくるのですが、
集中が切れると腰に剣をさして街に繰り出しては暴れていたそう。
しばしば対立する派閥の男性と喧嘩になり、
最後は剣で人を殺めてしまい逃亡生活をすることに。
かなり破天荒な人生ですよね(^-^;
それでも絵の素晴らしさで、守ってくれる方や支援してくれる方が
なくなるその日まで耐えることはなかったそうです。
天才と言わしめたことがここからも伝わってきますよね。
カラヴァッジョの歴史
1571年 ミラノで生まれる。13歳で絵画修行を始める。
1592-96年 このころからローマで活動。やがてパトロンの目に留まり
画才を思う存分発揮。
1600年 『聖マタイ伝』の連作で一気に有名に。宗教画の傑作を次々と描く。
1606年 殺人を犯してローマから逃亡。『死刑宣告』が出される。
1607-09年 ナポリ、マルタ、シチリアなど南イタリアを流浪しながら絵を描く。
1610年 恩赦を求めてローマへ向かう途中、熱病に倒れる。
ポルト・エルコレで死去。享年38歳。
法悦のマグダラのマリア

こちらが有名な一枚。チラシを写メしました。題名の法悦のマクダラのマリア

これはチラシの一部を拡大してみました。赦したまえ。と書かれています。
ポスターに『赦したまえ』と書かれていて、とっても気になる一枚。
私が昔踊っていた暗黒舞踏という踊りとどこか似ている感じがして
うちの母が誘ってくれたんですが、
母、ナイスチョイスです。
この一枚は、是非真近で見ていただきたいですが、
この『赦したまえ』という言葉の意味がわからなかったので
解説を読んできました!
このマグダラという女性は昔、娼婦をしていたのですが、
キリストと出会い今までの罪を悔い改め信仰によって救いを得ました。
許しを乞い救われたことが、
この『赦したまえ』に繋がったんだということなんです。
そこからは全てをキリストにささげ、最後は聖女と言われた女性。
そこにはカラヴァッジョ自身の殺人を犯したその罪から
救われることをも含んだものなのだろうと感じました。
この写真ではわかりづらいですが、ちょっと泣いてるんです。
あと、左上にキリストを象徴する十字架といばらの冠が
書かれているのですが、実際の絵を見ても私には見えにくかったです(;^ω^)
光と闇
この光と闇のコントラストの深みがすごくて思わず見入ってしまうのですが、
去年から光と闇のコントラストは何度も私の中で出てくる
キーワードですが、よく考えたら暗黒舞踏の頃からそれを
肌で感じていたのかもしれません。
光を知るために闇を知る。
闇の中にも光がある。闇の中にある一筋の光は
光の中よりも、強烈な光を放つ。
そんな舞台が暗黒舞踏の好きな所の一つでもあったんだなぁと
改めて感じますし、
このカラヴァッジョの作品にひかれる理由かもしれません。
リアルを求める
カラヴァッジョはリアルさを求めて、絵を描くときは
大聖堂のキリストや天使を書くときにもモデルを用意し
リアルな描写を徹底してたようです。
奥行きがあり、強烈な光と影のコントラストにより、
まるで手が飛び出して見えるようなそんな迫力があります。
モデルがいることで絵も実際にそこにいるような臨場感を味わえ、
彼の破天荒な生き方が迫力を、
そして繊細さをも描き出すのだろうなと感じました。
まとめ
生き方が作品に現れるのだと改めて実感した作品たちでした。
カラヴァッジョの作品は少なかったですが、とても良かったですし、
他の方の作品も良かったです。
*カラヴァッジョの作品は10点ほどで、同世代の画家や影響受けた方の作品は40点ほどです。
やはり素晴らしい作品にふれることは
とてもいいものだなと。
芸術や美しいものにふれる。心が動かされるものに出会う。
そうすることで心が満たされていくのが感じられて心地よい。
こうした時間を増やしていきたいし、何なら日々こうした感動や
心ふるわせる時間でありたいなと強く感じます。
今まであまり作品のことや作者のことを書いている文字を読むことって
ほぼしてこなかったのですが、
今回は母も私も食い入るように読んでいて目が疲れたほど(笑)
次回からこういう作品の時は、ケチらずに音声ガイド借りようね。
と話してました♪
今日もご覧頂きありがとうございます。
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